エイベル・タズマン国立公園
エイベル・タズマン国立公園は、面積は国内最小です。
しかし来訪観光客数は逆にニュージーランド最大を誇る人気ナンバーワン国立公園なのです。
この国立公園の見どころは、ゴールデン・ビーチと称される美しい砂浜と、奇妙な形に侵食された花崗岩の岩肌、そしてエメラルドグリーンに輝く海のコントラストです。
ビーチの後ろの森の中には、きらめくラグーンが潮の干満によって現れたり消えたりします。
海にはいくつもの無人島が点在し、オットセイ、ペンギンなどのサンクチュアリとなっています。
国立公園の名はニュージーランドを最初に発見したオランダ人探検家エイベル・タズマンにちなんでいます。
オーストラリアの発見者でもある彼は、タスマニア島やタスマン海にもその名を残しています。オーストラリア発見後、さらに東に針路を進めたエイベル・タズマン一行は、1642年にニュージーランドの南島西海岸に到着し、停泊できる静かな湾を求めて北上しました。
南島北端のフェアウェル・スピットを回り込んで南下した彼らは、ついに停泊に好適と思われる場所を見つけたのです。
しかしそのような湾は先住民マオリの居住地でもありました。
ヨーロッパ人とマオリ人の最初の出会いは、残念ながら異文化間の誤解から悲劇的なものになり、乗組員数名の命を失ったエイベル・タズマンはニュージーランドの土を踏むことなく立ち去る事を余儀なくされたのです。
エイベル・タズマンに続いてこの地を訪れたヨーロッパ人探検家達も、同様にこの地に魅せられました。
幸いにも彼等はマオリとの有効関係を築く事に成功し、今日への基礎を築いたのです。
幸運な事に、最初の出会いから350年以上が経過した今も、湾はその姿をほとんど変えることなく美しい姿を保っています。
古の探検家達が味わった楽園発見の喜びを、現在の探検家達は今シーカヤックで改めて再体験しているのです。
今やこの楽園で水上を漂う人は、年間5万人以上。
世界最大の商業シーカヤックフィールドとして、世界中にその名を知られるようになっています。
この国立公園のもう一つの見所は、トランピング。
トランピングとは、ニュージーランド英語でトレッキングのことですが、エイベル・タズマン国立公園の海岸線を走るエイベル・タズマン・コースト・トラックは、DOC(ニュージーランド自然保護局)の定める、国を代表する9つのトランピング・コース、グレイト・ウォークスのうちの一つ。もちろん、国中で一番トランパーの数の多いウォーキング・コースです。
このトラックは、日本ではまずみかけない海岸沿いの本格コースであることに加え、アップダウンが少なく、おまけにウォータータクシー便が主要ビーチを結んで運行しているため、まったくの初心者からベテランまで楽しく気軽に歩けるのが特徴です。
◇ 地図 ◇
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