のんき暮らし > > アロマセラピー

アロマセラピーのイメージ・西洋編


西洋と申しましても、南半球はここニュージーランドの話ではあります。
こちら、特に未だヒッピー文化が色濃く残るネルソン地域では 何を隠そう「神秘主義」系が何かにつけて目に付き、 私の同窓生でもそっち系にいってしまった人もいます。

因みに我が良人Ryu、シーカヤックガイドという職業柄、シーズン中は 体シオシオのヨレヨレですので、ほとんど毎日マッサージという、手厚い介護を 要する、まっこと不自由な人物なのですが、それを知っている 同僚達は、疲れて海から帰ってきた彼に「早く家に帰って、ウィッチドクターに 治してもらえ」と、よく言うそうです。
私は知らないうちにウィッチドクターと呼ばれるようになっていました。
アロマセラピスト、ホメオパスなどは総じて「ウィッチ=魔女」なんですね。
どうも本人の国籍は関係ないようです。

そんな印象が強いからかどうか、彼の職場を訪ねた際、 「私ね、今自分のサイト作ってんの」と言ったら、 「随分ハイテクなウィッチなんだね」と、返されてしまいました。
それに対して「そりゃあ東洋の魔女だから」って、つい言ってしまったのは 彼等の誤解を助長してしまったかもしれません。
それにつけても、この魔女のイメージは拭い去り難い一般意識のようです。


さてさて、「これ言うのって人選んじゃうんだけどね・・」とか、ひっぱりながら、 面白いので結構いろんな日本の友達に話していたのが、ここの アロマの授業の中に数コマ「チャクラ・レッスン」が含まれていること。
え、「チャクラ・レッスン」が分からないですか?
う〜ん、ちょっとディープだから、誰彼かまわず言ったりできないんだけどね・・・ (ひっぱりまくり)


人体の脊髄上においてはエネルギーの渦、7箇所に生じ、それらをチャクラと呼称す。
この言の葉、サンスクリット語より生じ、「輪」あるいは「円」なる意を持つ。
これなるはインド伝統医学:アーユルヴェーダの基本概念にして、 ゆめゆめ、一朝一夕にして体得できるとは覚ゆまじ。
7つのチャクラ、英語にては、Base(尾骨)chakra、 Abdominal(丹田)chakra、 Solar Plexus(太陽神経叢・腹部)chakra、 Heart(胸部)chakra、Throat(喉)chakra、Third Eye(眉間ちょい上)chakra、 Crown(頭頂部)chakra と、割とドライに語られるも、 サンスクリット語にて、「ムーラダーラチャクラ」「スワディスターナチャクラ」 「マニプラチャクラ」「アナハタチャクラ」「ヴィシュダチャクラ」 「アジナチャクラ」「サハスラーラチャクラ」と書かれしに、 「あなおそろし」とぞ思うのは、かの事件によるものやらん。
これら7つのエネルギーの輪、皆健やかに開いておれば、心身良好にして、万の事障りなく、 すべらかに進む事、これ真なり。
我が学びし「チャクラ・レッスン」とは、即ちチャクラの閉ぢたる、或いは開きしを、 ペンヂュラムなる晶石の振り子、静かにかざし、その静動をもてはかり、その閉ぢたるを 精油を用いたオーラマッサージにより開かんとするものなり。


と、いう訳で、全行程の中では微々たる時間でしたが、私には超龍ボムなみの衝撃でした。
なにしろチャクラで連想するのが夢枕獏の「魔獣狩り」という状態でありながら、 な〜んでか動いたり止まったりするペンデュラム(のつもりにした 地元アーティストのペンダント)を片手に、 勤めて無心になって受講した覚えがあります。
こういうのって、邪な気持ちを抱いてやったりすると、 バカバカしすぎるし、かといって敷居をすぐにまたぐ訳にもいかず、 「無心」が私の最後の牙城であったのです。

チャクラとかオーラとかも良いのですが、誰でもかれでもが、 ペンデュラム(クリスタル屋さんかニューエイジ屋さん にて入手可。ペンダントトップとして使っているセラピスト多し)を クルクルさせれば出来ちゃうようなもんじゃないよなぁ、 なんて真面目に考えているので、今の所遠慮しているゾーンです。

私にしてみたって、「気」と言われれば、これは「そんなの〜」と 軽くいなせない訳でして、これはランゲージ・バリアーでしょうか?
碧したたる茂みにぽっかり出現した日溜りで、はたまた透明度何メートルの 泉のほとりで、「キモチイー」になるのは、言葉にしてしまうと、 「アースからエネジーをもらっているからなんだよ」なんでしょうが・・・。
私は当分「キモチイー」止まりでいいかなと思ってます。


こちらの人はちょっと勉強すればこの手の神秘世界に入れるものと 信じているようで、オボコイ私などに比べて、かなりインスタントです。
信じたら与えられるんでしょうね、多分。
かてて加えて、親切なもんだから、放っておくと すぐ、オーラのマッサージをしれくれようとします。

ある時、講義中に1人のクラスメートが、まあ色々と事情がありまして、 泣き出してしまった事がありました。
アップセットしたと申しましょうか。
すると、彼女はレスキューレメディは飲まされるは、ハグされるは、 まあここまでは良いにしても、オーラのマッサージに到るまで、 ニューエイジ・ヒーリング・スペシャル= NHS(なんか弱そうな技の名前になってしまった・・反省)を 見事にくらってしまったのでした。
私は「この人達の前では決して泣くまい」と決心を固めると同時に、 彼女にそっとハナガミを渡したんでした。


それにしても神秘主義とか呪術系は本当に文化背景を共有してないと、 話になりません。
「昨日はチャネリングしたのよ〜」なんて嬉々として話しているのを 聞くにつけ、「そんなのこっく○さん(恐ろしくて口に出来ない) じゃない〜、こわいよー(T-T)」と、こうなってしまうのです。
どうもこっちの人はキリスト教を背景にした精霊と交感しているみたい です。
そう「父と子と精霊の御名において」の精霊。
と、後は、佃煮にするほどいっぱいいる聖人もまま降りてくるとの事・・・。

こちらのクライアントには、結構こっち方面の施術を期待される貴姉・貴兄 もいらっしゃいまして、そういう方には 「いえ、ワタクシ、只今修行中の身なれば・・ (ルパンの五右衛門風・渋面を伴う)」と、お断りをしています。
日本人の私がたどたどしい英語で、そういう事 言っちゃうと、また「ステキ・・・」っなーんて、 思われちゃったりして。
きっと彼等は日本人だったら仏陀とか仏陀の弟子と交感すると思ってるに違いない。
日本人は「魂魄この世にとどまりて〜」と交感するのに。
素人が手を出したらおとせなくなって、大変な事になるのに。
仏様、もといイエス様でもご存知ない・・・ですか。



のんき暮らし > > アロマセラピー