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シャンプー、リンス


ワーキングホリデービザが切れて、去年の8月もお盆過ぎ、 真冬のニュージーランドから真夏の日本に帰りました。
生憎東京はトランジットのシンガポールよりも厳しく感じた残暑盛り。
数字に直してしまえば、気温差はせいぜい20℃。
真夏から真冬に渡った時は随分寒くて悲しかったけど、今度は大丈夫〜。
な〜んて許してもらえる筈もなく、手足が浮腫んだ数週間。
過激な季節に移動するのは止めようと固く誓ったのでありました。

こんな時、旅行中ということもあってお酢シャンプーが切れまして、 兼ねてからの懸案「ここで市販のシャンプーを使ったらどうなるか」という ジッケンをしてみることになりました。
使ったのは実家の風呂場に置いてあったリンス・イン・シャンプー。
別にモクモク泡をたてなくってもいいので、使ったのはもうシミッタレもいい所の、 ほんのポチっと小豆大。
それを薄めに薄めて、いつものように頭皮のマッサージの後、よくよくすすぎ。
自然乾燥して翌朝・・・・、予想以上に髪はバリバリのカサカサになっていました。
あんなにちょっぴりだったのに、頭皮・髪には随分インパクトが強かったようです。
喩えるならば、安定した水槽についたチョットした藻を取ろうとして薬を入れたら大失敗、てな風で、 いかにもバランスが崩れた様を如実に感じ取れた数日でした。
何でもかんでもコレのせいにしちゃ、ちょっと可哀想かもしれないけど、 やっぱり合成界面活性剤・・・なんですかね、これは。
まったく過激なくらい効き目抜群です。

さて、結局市販シャンプーを使ったのは数日に留め、もとのお酢シャンプーに 切り替えたところ、すぐに頭皮の状態も復調しましたが、やっぱり日本の夏は お酢シャンプーだけでは心モトない。
そういえば、キャンプから帰ってきた時なんかも、シャンプーあったら いいなぁなんて思うんですね。
そこで、楽のエコジッケンで 「シャンプー無しで暮らしてみる」 と言った舌の根も乾かぬうちに、なんではございますが、 やっぱりシャンプー作っちゃいましょう、これです。

先ずは、ソープワートを庭から摘んできまして・・・。
え、なんでタイミング良くそんなモノが出て来るのか?
へぇ、懺悔致しますと、私、一昨年ホームセンターで、ソプワートの 苗を買いまして、ちゃっかり家庭菜園の真ん中に植えて「そんではお義母さま、 ニュージーランドに行って来ます」って、押し付けて来てしまったんで。
って事でソープワートあるんですな。
ひどいなぁ、まったくぅー。
して、サポニンたっぷりの摘みたてソープワートをサっと洗って砂・泥を落し、 煎じます。
はい、シャンプーの出来あがり。
保存が利かないので、その日の分だけ作ります。
ソープワートの煎じ汁、今は超高級ペルシア絨毯なんかを洗う時 使ってるっていいますが、髪洗ってもいいです、流石に。
煎じる量が少ないためか、泡はあんまり立たないんですが、 さらさらだけど、ゴワつかない、スンバラシイ洗い上がりです。

そんなものない?
そうでしょう、そうでしょう、私っくらい非道な事しなくっちゃ、 なかなか手に入りません。
ドライのがお店に売っている事もありますが、なんか買うのもシャク。
と、いうことで石鹸を使ったシャンプーなんて如何でしょう。
もうこれは色々レシピやらなんやら、モノの本に載っております。
総じて申しますれば、1:4から1:10の体積比で石鹸をお湯に溶かしたもの。
これ即ち、石鹸水・・・。
イケナイ、イケナイ、シャンプーってお題目なのに。

と、いうことで、先ず使用する石鹸。
これは無香料、無着色のものが好もしいと、よく書いてありますが、 その通りでございまして、大きいからといって洗濯石鹸を おろし金で粉にして使ったりしますと、なんだかツンツンした 匂いがついてまわって往生します。
ちびた石鹸をとっておいて使う、というシマリな方もいらっしゃいます。

えー、次にお湯。
これで色々お好みに合わせ煎じます。
もうお馴染み頭皮に「渇!」のローズマリー、それからタイム、 明るい色をお望みならばカモマイル、皮脂が気になるならミントにセージ。
ちょっと盲点なのはスギナで、これはあまり匂いはよくはならないでしょうが、 随分とトニック効果があるそうです。
ハーブティのティバックなんかを上手に使うと、面倒臭さが半減します。

でも、これじゃシャビシャビで使いにくいとお嘆きの方には、ホンのちょっとの グリセリンとメチルアルコールを加えるという手があります。
混ぜ込むタイミングは本体が冷め加減の時を狙ってどうぞ。
完全に室温まで冷えると使いやすいゲル状に早変わりします。
ツボは「握るとピューっとでる容器に入れる」、コレで御座いますな。
私のように緑色の酒瓶などに入れてしまいますと、 瓶の口からプラーンと伸びてきたシャンプーを、 「鼻水・・ウ〜ム・・」と葛藤しつつ濡れた頭になすりつける、 と、こういった運命を辿ることになります。
石鹸シャンプーを使った後は、 お酢リンスで髪の毛のphバランスを弱酸性に整えます。
石鹸は弱アルカリ性なので、そのままにしておくとパサつきます。

グリセリンとアルコールを入れた後、完全に冷めてしまう前に精油を加えても。
熱い所に入れてしまうと精油は揮発してしまいますし、 冷たくなるとゲル化が進んで上手く混ざらなくなる。
このタイミングは様子をうかがいつつ。
  • 痛みやすい髪には:ラベンダー
  • 脂がやっぱり気になる髪には:シトラス系オイル、ゼラニウム、クラリセージ、サイプレスやジュニパー
  • パサつく時は:サンダルウッド、パルマローザ
  • フケが気になる:タイム、ティトゥリー、ローズマリー、パチュウリ
  • 早く髪を伸ばしたい:イランイラン
もちろんこれ、お酢リンスにも活用できます。
妊娠中の方はシトラスオイルのみを低濃度で使って下さい。
高血圧の方はローズマリー、タイムの 使用は避けてください。
また皮膚の弱い方もタイムは避け、低濃度で使って下さい。
低濃度とは、例えば、100ccの基材(酢)またはキャリアオイルに、精油が合計で20滴まで。
これお酢リンスの場合は薄めるのに使う湯を勘定に入れないで、この濃度です。
実際にはこれでまた薄めるから「超」低濃度って事になりますが。
ご参考まで。


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