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プロガイド論


その6 『野遊び屋』







 2002年4月1日(月)。 キリスト教文化圏の国ニュージーランドでは、祝日イースターマンデーが祝われていたが、日本では、大っぴらに法螺が飛び交っていた事だろう。
 そんな法螺話の1つのような顔をして、この日ひとつのシーカヤック・ツアー・オペレーターが、香川でひっそりと産声をあげた。『野遊び屋』である。
 母体はGofield.comOutdoor-Market.comの運営会社である(株)ゴーフィールド(旧(有)ゴーフィールド。2002年4月10日組織変更により株式会社に)。社長 森田 桂治は、長年アウトドア事業への夢をあたため続けていたのだが、2001年6月のシーカヤックミーティング in 牛窓でエイベル・タズマン国立公園方式のガイディングを目の当たりにし、主催者のG-Outfitter 代表吉川寛や私とともに、本格的な『ツアー専門アウトフィッター』の立ち上げに踏み切る決心をしたという。

 言うまもでもないことだが、私にとっては、これは願ってもいない『プロガイド論』の実践の場であった。 しかも、一からアウトフィッターの立ち上げに関われるなど、夢に考えた事もない話で、一も二も無くご協力させていただくことにした。

 ニュージーランドにいながらにして、PCの前で事業の立ち上げに関わるというのは、想像以上にキツイ作業ではあった。 現地で実際に飛び回った連中は、さらにキツイ思いをした事だろうと思う。  しかしながら、なんとか一応オープンにこぎつける事ができたのは、立ち上げの噂を耳にして応援して下さった、日本各地やニュージーランドの仲間たちのおかげだ。 本当にこころより感謝申しあげます。

 とはいうももの、勝負はこれから。 このエイベル・タズマン国立公園方式の『スクールを排した純粋な観光ツアー』というものが、果たして不景気真っ只中の日本で通用するのかどうか、ここからが正念場となる。 私自身、妻の出産を控えているもので、いますぐに日本に飛んでガイド陣に加わる事が出来ないのが大変悔しいのだが、妻と赤ん坊の体調が落ち着き次第、なるべく早く野遊び屋でガイディングしたいと思っている。
 なんせ私にとっては、初めての「海外での仕事」になるので、楽しみで仕方ないのだ。 正直言えば、次の仕事先はカナダ、アメリカ、オーストラリア、フィジー、トンガのうちのどこかになるだろうと思っていたので、「日本での仕事」という展開は、かなり自分自身意外に思っている。

 まぁそれはさておき、この『プロガイド論』実践第1弾、しっかり成功させたいと思う。 もちろん、私自身はエイベル・タズマン・カヤックス専属でも野遊び屋専属でもなく、あくまでもフリーのシーカヤックガイド&シーカヤックガイド養成インストラクターのつもりなので、今後ともエイベル・タズマン国立公園方式のガイディングを習得したいとおっしゃる方や、私のガイディングを必要とされるオペレーターへのご協力は惜しまないつもりだ。 ご遠慮なくご連絡を下さい。


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