banner.gif HOMEアウトドア危機管理考その9 子連れ危機管理 (投稿者:Ienaさん)



アウトドア

危機管理考


その9 子連れ危機管理 (投稿者:Ienaさん)







 『その7 読者投稿 ◆Ienaさん◆ 』で投稿を頂いたニュージーランド・オークランド在住のIenaさんから、またもや有益な投稿を頂いた。 今回は危機管理にたいする議論、感想ではなく、具体的なノウハウ情報である。 しかも、親御さんなら誰しも気になる子連れ危機管理のノウハウだ。 夏休みももうあとわずかとなってしまった今となっては、少々時期を逸した感がないわけではないが、これは全くもって私の責任。 実はもっと早い時期に頂いていたのだが、前章『その8 BE-PAL編集部からの返信』の執筆、仕事、風邪などでついつい遅くなってしまった。 平にご容赦を。 ま、本来は危機管理に旬も時期外れもないのだろうけど・・・。

 さて、この子連れ危機管理という問題だが、『その7 読者投稿 ◆Ienaさん◆ 』をお読み頂いた方はご存知の通り、もともとはIenaさんご自身から提起されたものである。
 あれをご覧になったIenaさんご自身が
「これならば自分の持っている情報の方が多い」
と、さっそくご自身の危機管理情報をご提供下さったというわけである。 もう私にとっては本当に渡りに艇、涙がチョチョ切れんばかりの情報である。 もちろん小さなお子様をお持ちの親御さん達にとっても同様だろう。 ただただありがたく掲載させていただくことにする。





「子供連れの危機管理」について
わたしが今までの経験から学んだことを
いくつか簡単に書いてみます

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 
1,ゆっくりペースでいこう!

わたしひとりがわたしの子供(もうすぐ6歳)と
ハイキングしたり旅行したりするときは
自分ひとりのときと比べ、ペ−スを3分の1から4分の1にします

同行者の数、子供の年齢と今までの経験などによって
数字が変わるのはもちろんです

 
2,準備に子供も参加させる

どこに行くか、そこはどんなところか
よく説明しておくのはもちろん、自分の荷物を
自分で詰めさせると子供の自覚がより高まります

リュックの中身は年齢と行き先によりますが
後述するIDカードは必ず入れます

 
3,IDカード

子供の名前、性別、生年月日、
保護者の名前、住所、電話番号、ケイタイ番号、を
書いたカードを作り、ひも付きの防水カード入れに入れます

旅行中なら、国籍、パスポートナンバー、も必要です

宿泊先の名前、ルームナンバー、住所、電話番号、
移動中ならフライトナンバー、は別の紙に書いて
適時差し替えるといいです

飲んでいる薬、持病、アレルギーや宗教上の制限など、
緊急時に大切になってくると思われることがあれば
それも書いてください

このカードをリュックに結びつけてから、中に入れます
同じところに笛をつけてもいいです(緊急時に吹く)
そして子供には、もし迷子になったら
このカードを人に見せるように教えます

 
4,「衣食住レベル」を重視する

ぬれたりよごしたりしたときのための着替えを余分に持ち、
暑い寒いと言うときに対処しやすいような重ね着をさせます

安全な水を十分に持ち、すぐ食べられるものを
小分けにしてたくさん準備します

アウトドアなら、泊まるところの安全度、快適度に
神経質なくらい気を使ってください
旅行中なら、大人だけの旅行と比べ
より多くのお金を支払ってでも
泊まるところのランクを1つ上げた方がいいです

普段着たり、食べたり飲んだりしているもの、
いつも一緒に寝るぬいぐるみなど持っていくと
子供も安心します(ただ失くすと大変です…)

 
5,子供の体調には常に気を配る

虫除け、日焼け止め、はまめに塗り直します
子供は日射病、熱射病、脱水症状、になりやすいので注意
Ryuさんのおっしゃっていたハイポサーミアはもちろん、
高山病も子供の方がかかりやすいです

ちょっとでも子供の様子がおかしいな、と思ったら
休みをとる、または引き返すゆとりも大切です

 
6,予防接種と保険

これに関しては、最終的には保護者が判断することですが
わたし個人としては、アウトドアまたは海外旅行に行くのなら
一般的に必要とされる予防接種は全部受けて
保険にも入っていく方がいいと考えています

 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

子供の年齢別、行き先別の具体的な
パッキング&予防接種情報、
もっと細かい具体的なノウハウ
(いかにして子供と安全に山道を歩くか、
旅行中どうやって衛生管理をするか、etc.)、
体験談、などは追ってまとめるつもりですが
まあ気長に待っていてください(^_^;)

それから、妊娠されている方および
赤ちゃん連れの方のための特別な情報もあります
(基本的には、妊娠していても赤ちゃん連れでも
危機管理に気を配っているのなら、どこへでも
行きたいところにGo! Go!というスタンスです)
ご要望があれば…うーん、あるかなあ?






 本当に目を見張るばかりの超充実情報、本当にありがとうございますm(__)m>Ienaさん

 もう私から付け加える事は全く無いようだ。 『1,ゆっくりペースでいこう!』、『4,「衣食住レベル」を重視する』及び『5,子供の体調には常に気を配る』あたりは私自身も留意する事だが、『2,準備に子供も参加させる』などは全く念頭にもなかった。 確かにいくら小さな幼児といえども、自分の荷物を自分で用意させて意識を高めてやるのは非常に効果的だろう。 この辺りは、やはり本当に親をやった経験がないとどうしようもない。 流石というほかない。
 また、『3,IDカード』の基本アイディア自体は私も持っていたが、ここまで細かい気配りはやはり思いつかなかった。 確かに言われて納得、の内容である。 やはり、子を持つ親はスゴイ!!
 大人の場合、通常財布を携帯し、その中にIDとなるものが入っているケースが多いが、子供の場合は確かに有事で1人はぐれ、本人がきちんと情報提供出来ない状態に陥っている場合はIDがないとどうしようもない。 ここまでキチンとやるに越した事はないのだろう。 実はこれ、アウトドアや海外に出かける時に限らず、常にこれくらいの情報を盛り込んだIDカードは携行させた方がいいのかもしれない、などとも思った。
 また、ここには我々大人も真似すべきアイディアが含まれていることも見逃してはならない。

 さて、いかがだっただろう? 今後も引き続き、ご意見、ご感想、ご質問、そして具体的な情報など、皆様の投稿は常に受付中。 どんどんお寄せ下さい。 Ienaさんご自身も、情報のフィードバックを非常に楽しみにしていらっしゃるので、当サイト掲示板メール、どちらでも結構なので、どんどんご感想をお寄せ下さい。 もちろん、『妊婦、赤ちゃん連れの危機管理ノウハウ情報』へのリクエストも大歓迎。 私自身これには非常に興味を持っているので、大変楽しみにしている(^^)  






(その8へ)
HOMEアウトドア危機管理考 その9 子連れ危機管理 (投稿者:Ienaさん)
(その10へ)



Copyright(c)2000 Ryu H. Takahashi All Rights Reserved.
paddle@onjix.com