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アウトドアに出かける時、誰しも頭を悩ますのが食事の事だろうと思う。
電源付きオートキャンプ場に冷蔵庫まで持ち込んでグルメ・オートキャンプを楽しむ、なんていうパターンだったら、メニューに悩むのも楽しみのうちだから多いに悩めばいいのだが、荷物を最小限に押さえなくてはいけない登山、バックパッキング、2輪ツーリング、カヌー&カヤック・ツーリングなどの場合は、悩みもよりシビアになってくる。
だからマニュアルの類にも色んなアイディアが紹介されている。
ベテランになるとそれぞれ様々な技を持っていて、そういうのを読むのもなかなか楽しいものだ。
今回私もあまり紹介されていないオリジナルのアイディアをいくつか紹介してみよう。
● 炊飯
● 炭水化物
● 蛋白質
● 野菜
● 行動食
● さらなる具体例は
● 炊飯
まず主食を考えよう。
軽くて調理が手軽で簡単ってのが理想的だが、それでも
「主食は何がなんでもコメのご飯!これじゃないと力が出ない!」
とおっしゃる方は多いだろう。
もちろんそういう方は全部コメで構わない。
ただし、初心者の場合は野外でコッフェルを使ってご飯を炊く自信がないという場合もあるだろうから、ちょっとコツを書いておこう。
- コッフェルは厚手のアルミ製。
- コメは予め家で洗って水切り後乾燥させたものを持っていく。
- 水加減はコメの1.15〜1.2倍。しばらく吸水させる。
- 沸騰するまでは強火が原則だが、実は最初から中火でも弱火でも構わない。
- 沸騰後弱火にし、10分したら火から下ろしてコッヘルを新聞紙、タオルなどで包んで保温して10〜15分間蒸らす。
ちょっと補足しておこう。
まずコッフェル。
ニュージーランドではまったくみかけないが、日本ではチタン製のコッフェルが大人気だ。
だが、チタンは熱伝導性が悪いという欠点がある。
しかもエラク薄い。
これが何を意味するかというと、火が当たっている部分だけが焦げやすいということだ。
ラーメンやスープなんかを作ったりする分にはなんの問題もないが、炊飯や目玉焼きなんかにはまったく向かない。
というわけで、少なくとも炊飯用コッフェルはなるべく厚手のアルミ製を用意したいところだ。
私の場合もコッフェルはすべてアルミ製、食器用のシェラカップ、デカシェラはチタン製と使い分けている。
次に計量のアイディア。
例えばあなたの1食分のコメの量が1合なら、シェラカップの中に1合分のコメを入れ、印(キズ)を付けてしまう。
そして1.2倍量、つまり1.2合の位置にも同様に印をつけてしまう。
これでシェラカップが、あなた専用の計量カップになる。
食料を用意する際にも、これを目安にコメを計れるので便利。
大した事ではないが、案外アウトドアで「1.2倍量」とかいわれると、困ってしまうものなのである。
もちろん、炊飯用のコッフェルの中に直接印をつけてしまっても構わない。
従来のガソリン・ストーブは弱火が苦手な機種が多く、これが炊飯のネックになる場合もあった。
しかし今時の初心者はたいていLPGストーブを購入するだろうし、仮にガソリン・ストーブを選ぶ場合も最近はとろ火の得意なモデルも多いようであるから、この点については問題ないだろう。
え?初心者だけど、あえて弱火の苦手な定番モデルのガソリン・ストーブを買った?
う〜ん、そういうマニアックな方はきっと凝り性だろうから、がんばって自分のストーブに慣れて頂くしかないだろう。
機種によってコツも色々違うから、ここでコツを書き尽くすのも不可能だし。
1つだけ書いておくと、無理に弱火にしないで『中火の遠火』にするという手もある、っていうくらいかな。
要は吹き零れない火力になってればいいのだ。
頑張って下さい。
炊飯の失敗は『生煮え』と『焦げ付き』。
マニュアルの類にはこれを避けるためのノウハウが色々と書かれている。
特に多い失敗は焦げ付きだが、これを避けるのは実に簡単だ。
水がなくなるまで加熱するから焦げるのであって、水分がまだ残っているうちに火から下ろせば焦げつくことは絶対にありえない。
ベチャベチャの生煮えご飯じゃないかって?
そりゃそのまますぐに食べたらその通りだろう。
だから保温して10〜15分間蒸らすのである。
これ、魚柄仁之助老師が世に広く紹介した保温調理法の応用である。
鍋の大きさなどにもよるだろうが、本来ジャストのタイミングは沸騰後弱火にしてから15分程度だ。
この場合も10分程度は蒸らしてから食べるのが通例だが、実はこの場合は無理に蒸らさずにすぐに食べることも可能。
しかし保温調理の場合は少々水分の残っているうちに火から下ろしてしまうので、蒸らし時間も調理のうちに入るのだ。
この蒸らし時間の間に余分な水分はコメに吸われてちゃんとご飯になる。
ポイントは、新聞紙やタオルなどでコッフェルを包んで保温してしまう事。
コメが炊ける温度は90℃以上だそうだ。
保温調理中にこれより温度が下がるとマズイ。
そういう意味でも保温性の高い厚手のアルミ製コッフェルの方がありがたい。
これさえ気をつければ、全く問題なく炊ける。
食べる前に良く上下を混ぜ合わせる事。
この調理法はアウトドア料理としては燃料の節約になるので一石二鳥だ。
蛇足かも知れないが根強く信じられている迷信についても書いておこう。
「始めチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いてもフタとるな」
という歌がある。
落し蓋といわれて鍋蓋を床に投げ捨てるような最近のコギャルでさえ、この歌は知っているという。
しかし!
実はこの歌は嘘八百なのである。
信じてはいけない。
正確にいえば、『昔の粗悪な材質の鍋』で『美味しく』ご飯を炊こうとすると、この歌の通りにする必要があったのだそうだ。
昔の分厚い鋳物の鍋の場合、いきなり強火にかけると割れる恐れがあったという。
最初は弱火で徐々に鍋の温度を上げ、後から火力を上げる必要があったのだ。
ダッチオーブン愛用の方は、強火にかけるなという注意を耳にされたことがあるだろう。全く同じ事である。
これが『初めチョロチョロ、中パッパ』の秘密。
『赤子泣いてもフタとるな』ってのは、要はフタをとると水分が蒸発してしまい、折角最初に注意深く水加減しておいても足りなくなってしまうという理由らしい。
やってみればわかる事だが、1、2回一瞬蓋を取って中の様子を見たくらいで炊飯に失敗する事はない。
超敏感なグルメにいわせれば味は変わるのかもしれないが、鍋炊飯初心者にとってはそんな事は大した事ではない。
脅威は『生煮え』『焦げ付き』の方に決まっているのだ。
だから自信がなければ気持ち多めに水を入れておき、途中蓋を取って確認すればいい。
気になるならスプーンを突っ込んで底の様子を見たって構わないだろう。
これは、「古くからいわれていることは正しい事もあるが、道具や環境、文化の変化によって役に立たなくなっている事もある」という一例。
私が常々『マニュアルを鵜呑みにするな』っていってるのは、こういう事もあるからだ。
もちろん、日本人にとってはコメの飯は単なる炭水化物というだけにとどまらない『魂の食べ物』であるから、美味く炊くための秘伝は星の数ほどある。
中には沸騰後も火を弱めずに吹き零れ放題のまま炊き上げるという豪快な方法もあるらしく、これがまた美味いのだそうだ。
また、欧米人はパスタと同様、大量の湯の中に放り込んで蓋をしないで茹で、最後にザルにあけてしまう。
イタリア人なんかはわざと少々芯を残して『アルデンテ』で食べる。
というわけで、炊飯なんてポイントさえ抑えればそんなに難しいものではないし、こだわればいくらでも炊き方があって奥が深い。
ここではとりあえず初心者向けの取っ掛かり程度に触れておいたので、この後の『探求』は皆さんご自身にお任せしよう。
最後の最後に、1番大切なアドバイスを。
今まで1度も鍋で炊飯した事がない場合、必ず2、3回は家で練習しておく事。
出来ればアウトドアで使うストーブとコッフェルで練習するのが望ましいが、それが無理でも普通の鍋とガステーブルで練習するべし。
ぶっつけ本番は無謀だ。
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● 炭水化物
今度はコメ以外の主食のアイディアをご紹介しよう。
アウトドアの食事を考える場合、炊飯のデメリットは加熱時間が長く、燃料をかなり食ってしまう点だ。
実は私は普段からパスタ派である。
食パンはまず口にしないし、ご飯とパスタを比べても、もうまったく比較にならないほどの頻度でパスタの方を多く食べている。
勢い、アウトドアに出てもパスタが多くなる。
しかし、スパゲティはご承知のとおり、多量の茹で汁が出てしまう。
消費燃料は細い麺を使って茹で時間を短縮するという解決策があるが、茹で汁はどうしても出る。
というわけで、コメ同様、スパゲティにも困った問題点があるわけだ。
水道が完備され、売店で燃料を入手出来るような有料キャンプ場しか利用されない方にとっては、どちらも別段大きな問題ではないかもしれない。
でも私と同じように、水も燃料もおいそれとは入手出来ないようなところを旅する機会の多い方にとっては、両方とも大変な貴重品のはずだ。
かといって水も燃料も要らないパンの類はあまり長持ちしない上に嵩張って重いので、長期の旅にはやはり厳しい。
何かいいものがないものだろうか・・・???
あるのだ。
クスクスである。
日本ではまだあまり馴染みがないかもしれないが、ちゃんと売っている。
これ、北アフリカの顆粒状パスタである。
大きさはキビの粒程度。
色もそっくりなので、キビだといわれればそうかと思ってしまうようなシロモノ。
コイツがアウトドアでは重宝するのだ。
なんせ燃料も水もほとんど無駄にならないのだ。
調理法は簡単。
容器にクスクスを入れ、1.2倍量の沸騰した湯を注ぐ。
で、保温して3分間待つだけ。
以上。
カップラーメン並みの手軽さで主食の炭水化物の調理が終わってしまうのである。
注いだ湯は完全に吸収されるので無駄も出ない。
こんな便利な炭水化物はちょっと他には見当たらない。
ちなみにこれだけだとちょっとボソボソするので、バターとかオリーブオイルとかを垂らしておくとなおいい。
好み、食べ方によっては塩味をつけておくのもいいだろう。
ご飯とパスタの中間のような食感である。
これだけ食べるというよりも、カレーなどのように何かソースをかけて食べるのがいいかもしれない。
ちなみにニュージーランドの場合は、サラダの中に和えてクスクス・サラダにして食べるのが非常に一般的な調理法である。
(アウトドア料理ではないけれど。)
あるいはスープを作った後、食べる2分ほど前にクスクスを投入してクスクス雑炊にするという手もある。
洋風、和風、中華風、どんな味のスープにも合う。
これも簡単極まりない。
注意事項は、エラク膨張するので様子がわからないうちは量を控えめにする事。
コメを1合食べられるからといって、クスクスを1合調理してしまうと、とてもじゃないが食べきれないと思う。
腹の中でも膨張を続けるので、コメの3分の2弱にしておいた方がいいと思う。
つまりコメより少ない量で済んでしまうのだ。
そういう意味でも大変なスグレモノの炭水化物だ。
もう1つ挙げておきたいのは、日本の誇る素麺。
ご存知の通り、1分も茹でれば火が通ってしまう麺である。
ということは、やはり湯の中に投入して再沸騰したら火から下ろして2〜3分放っておくだけの保温調理法でもOK。
使用燃料量も調理時間もクスクスと大差ない。
難点はスパゲティと同様茹で汁が出てしまう事だが、これも先ほどのクスクス同様、最初からスープの中に投入して茹でてにゅう麺にしてしまえばOK。
これも別段スープの味にこだわる必要はない。
麺自体に特別味があるわけじゃないから、どんな味のスープにもあう。
カレーの中に放り込んでカレーにゅう麺なんてのも非常に美味い。
「それでもなんとかスパゲティを食べたい!何かいいアイディアはないか?」
って?
う〜ん、仕方ない。
ニュージーランドでは売ってない代物なので今では自分が使えない技だからちょっと悔しいのだが、とっておきのアイディアをお教えしよう。
サラスパを使うのだ。
サラダ専用スパゲッティというネーミングを見て、はなっから相手にしないという方が多いと思うが、実はこれアウトドア用として秀逸なのである。
- 麺が短いのでコッフェルに収まりやすい。
- 茹で時間が短い。
- サラダ用だから冷めても美味いように出来ている。
お分かりいただけただろうか?
これはまさにアウトドア用スパゲティと呼んで差し支えないと思うのだが。
私達の場合、これをサラダ用に家庭で調理した事はほとんどない。
我が家の場合、サラスパはアウトドア専用スパゲティだったのだ。
忘れちゃいけないのがインスタント・ラーメン。
実はインスタント・ラーメンに関してはアルピニスト涸沢貴族氏が『Alpine Log/キレットルーム』の中で、『インスタント麺学』を展開されており、極めて詳細なレポートを公開されている。
これは、アウトドアに出かけない方でもラーメン好きなら1度は覗いてみる価値のある貴重な資料だ。
特に『別表(資料編)』は圧巻。
是非ともご一読をお薦めしたい。
ここでは涸沢氏の取り上げていらっしゃらない我が家の愛用ラーメンをご紹介しよう。
マルタイの棒ラーメンシリーズだ。
これは素麺のような細いストレート麺なのでインスタント・ラーメンとしては非常に嵩が小さい。
涸沢氏のこだわってらっしゃるようなコッフェル内収納はちょっと無理だろうが、その代わりザックの隅っこに突っ込めるサイズなのでパッキングは非常に楽チンだ。
細麺ゆえ茹で時間も短いし、そのくせ麺のコシは十分だし、スープの味も文句のないレベルだ。
アウトドア用としては文句のつけようがない。
ま、実をいえばアウトドア用に限らなくても、私は棒ラーメン・シリーズはインスタント・ラーメンの中で3本の指に入るほどのお気に入りなのだ。
『文句のないレベル』どころか『大好き』なのである。
ま、これはまったく好みなんだが。
これもサラスパ同様ニュージーランドでは手に入らないので、日本からの補給物資に頼らざるを得ないのがなんとも悔しい。
最後になったが、小麦粉を持って行っておくという手もある。
さすがにうどんを打ったりパンを焼いたりするのは趣味のグルメ・アウトドアの範疇に入ってくるだろうが、薄く溶いた小麦粉をスープに落として水団にするくらいだったら非常に手軽だし、ホットケーキ、クレープ、あるいはお好み焼きなんかも簡単かつ手軽なアウトドア料理の範疇に入るだろう。
アイディア次第で無限の使い方のある炭水化物なので、これも多いに一考の余地はあると思う。
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● 蛋白質
1番いいのは現地調達だ。
魚を釣る、貝を採る、兎を獲る、鹿を撃つetc・・・。
かといって、何も持っていかないってのもお薦め出来ない。
何を持つか?
良くあるアイディアは、タマゴ、サラミ、ベーコン、ビーフ・ジャーキー、チーズなど。
でも、タマゴは別として、その他のものは毎日食べるとすぐに飽きが来る。
しかも、実は肉類ってのは案外蛋白質含有量が低いという。
う〜ん、他に何かないのか?
軽くて日保ちがして飽きの来ない蛋白質。
あるある!
考えるまでもなく、日本にはいくらでもあるのだ、そういう蛋白質。
嘘だと思ったら乾物屋さんを覗いてみるといい。
干し魚、干しエビ、桜海老、干しアミ、干し貝柱、スルメ、干しタコ、予算が許せば干しアワビetc・・・。
さすがに日本人だったらこの手の味に飽きるなんて事は、なかなかないだろうと思う。
え?戻さなきゃいけないから調理が面倒?
それは段取り次第。
朝飯が済んだらキチンとキャップの閉まる容器に乾物と水を入れ、ザックに放り込む。
夕方次のキャンプサイトについたときはもう戻っているはずだ。
水と一緒に小さ目のジップロックに入れて空気を抜き、コッフェルの中などに放り込んでおけば、より水が少なくて済むし、水漏れの心配もほとんどないだろう。
もう1つ忘れちゃいけないのが植物性たんぱく質。
特にお薦めしたいのが高野豆腐と麩。
こいつらはメチャクチャ軽いくせに蛋白質含有量は多い。
しかも最近のものは戻す時間が極めて短いので、上記のような手間も要らない。
さらにそれ自体にクセがないのでどんな味にも対応できる。
特に高野豆腐なんて原料が大豆だから、身体にもムチャクチャいい。
こんなスーパー・プロテイン、なぜみんな採り入れないんだろう?
試しに高野豆腐と麩を、先ほどご紹介したクスクスと一緒に料理してみようか。
コッフェルでタマネギ、人参、ジャガイモのスープを作りながら別のシェラカップに熱湯を注いで高野豆腐を戻しておく。
スープ内にクスクスを投入すると同時に絞った高野豆腐と麩を放り込む。
これで2分後には完成。
作り始めてからモノの10分足らずで食事にありつけてしまう。
もしインスタント・スープを使えばモノの5分足らずだ。
カップラーメン並みである。
もちろんこれはほんの一例。
応用次第でいくらでもメニューの幅は広がるはず。
高野豆腐というと例の煮物、麩といえばお吸い物だけを考えるのではなく、頭を柔らかくして考えてみよう。
肉代りにいろいろ使えるはずだ。
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● 野菜
これも乾物屋を覗いてみるのが1番手っ取り早い。
忘れていた日本人の知恵が色々出てくるはずだ。
切干大根なんて、案外アウトドア向きだと思うのだが。
案外知られていないのが、サン・ドライド・トマト。
文字通り日干しトマトで、日本でもちょっと高級なスーパーやデパートなどで手に入る。
エラク高価だが、アウトドア用のドライ・フーズだと思えばなんとか買える程度の値段だ。
ちなみにニュージーランドの場合は普通のスーパーで普通にサン・ドライド・トマトを売ってるし、日本では考えられないほどの安さ。
さらにここネルソンにはドライ・ポテト、ドライ・キャロットなどを売っているお店もあるので、これらを買って行けば特に野菜に困る事は無い。
そのかわり日本には干しシイタケという恐ろしく便利なものがある。
ニュージーランドも大きな都市に行けば入手出来るのだろうが、こんな片田舎では無理。
そこで我々がどうするか?
マッシュルームを買って来て薄切りにして干してしまうのである。
この干しマッシュルームを持っていくというわけだ。
もちろん干しシイタケほどの滋味はないが、それでも干すことによって生のマッシュルームには無い味わいが出るのは面白いところだ。
もちろん干しシイタケの入手出来る日本でやっちゃいけないなんてはずはない。
ご興味がおありだったらお試しあれ。
もう1つアイディアを。
暖かい季節の場合、水に浸したマメ類を持ち歩いていると、発芽してモヤシになる。
特に緑豆が手っ取り早い。
お店で売ってるような立派なシロモノにするには日数がいるが、発芽するだけだった1日で十分。
これ、モヤシ自体を手に入れるのが目的ではなく、マメの調理時間を短くするのが目的。
マメを煮るのは時間がかかるが、モヤシは一瞬で火が通ってしまうのは万人の知るところ。
これ、別段お店で売ってるサイズの立派なモヤシに限った話ではない。
少しでも発芽してしまえば、マメは『モヤシ=野菜』に変身してしまい、調理時間が極端に短くなるのだ。
ただし、腐っていないかどうかよく吟味してから調理する事。
あとジャブジャブに水に浸したまま何日も放置しないこと。
腐って溶けること請け合い。
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● 行動食
私はトランピング(トレッキング)の場合もシーカヤッキングの場合も、昼食はいわゆる行動食と呼ばれるものを携行する。
クラッカー、チョコ、ナッツ類、ドライフルーツ類だ。
トランピングの際はこれらを袋に入れておき、歩きながら、あるいは小休止のたびにポリポリと齧り、特別に長い昼食休憩はとらない(画像はこちら)。
シーカヤッキングの場合は、食事くらいはなるべく陸地で食べたいので、出来る限り上陸して昼食休憩をとるようにするのだが、やはりメニュー自体は同様のものを用意しており、調理を必要とするものは食べない。
トランピングの時との違いは魔法瓶のお湯で暖かい飲物が加わる程度の事だ。
さて、この行動食にも少々工夫の余地がある。
まずチョコ。
溶けるとやっかいなので、特に暑い時期はm&mのようなコーティングチョコが便利。
「どうせチョコとナッツ類を持つんだったら、最初からアーモンドチョコとピーナツチョコを持てばいいじゃないか!」
という発想もあるが、実はこれはあまりお薦めしない。
乾き物だけの熱いものがない食事ってのは、やっぱり味気ないものなのである。
ただでも味気ないのに、それらを組み合わせてしまうと、単調になってますます味気なくなる。
やっぱり色んな種類を分けておく方が目先が変わって飽きにくい。
アーモンドチョコばかり食べるよりも、アーモンドとチョコを代わりばんこに食べる方が遥かに美味しく食べられるものなのだ。
次にピーナツだが、普通の塩味のピーナツもいいが、最近私はハニー・ローステッド・ピーナツが大のお気に入りである。
蜂蜜で甘味をつけた後塩をまぶしてあるピーナツで、この甘味と塩味の具合が最高なのだ。
カロリー補給という意味でも蜂蜜を使ってあることには意味がある。
普段もビールのつまみにポリポリやっている。
ナッツ類をポリポリ齧るのがうっとうしい場合は、ピーナツバターってのもいいアイディアだ。
日本の場合、ピーナツバターというと甘ったるいシロモノを想像して敬遠される方も多いようだが、ホンモノのピーナツバターはただ単にピーナツをすり潰してペーストにしただけのもので、甘味はない。
ニュージーランドに来て初めてこういうホンモノのピーナツバターを体験し、一発でファンになってしまったという日本人の話は、何度も聞いた事がある。
彼らは一様に、
「日本にもこういうピーナツバターあるといいのになぁ」
というのだが、実は日本でもアメリカ製のスキッピーズなど、水飴類を使用しないホンモノの美味しいピーナツバターは簡単に手に入るのだ。
当然の事ながらまるのままのピーナツを食べるよりもペースト状になったピーナツバターの方が簡単に大量に食べられる。
手軽に多量に摂取しようと思うなら、絶対ピーナツバターだ。
ただ、トランピングの時に歩きながら食べるというわけにはいかないが・・・。
あ、そうそう、食べ過ぎで胸焼けを起こさないように要注意。
茹で卵を加えておくのもなかなかいいアイディアだ。
普段は余り食べたいとは思わないのだが、アウトドアで食べるとなぜか無性に美味く感じてしまうのは私だけだろうか?
やはりニュージーランドでは入手出来ないが、日本の場合は干し梅や酢昆布の類もいい。
小さくて軽いくせに、疲労回復には絶大な威力を発揮してくれる。
こいつらを口の中で転がしつつ歩くのは、なかなかオツなものである。
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● さらなる具体例は
私がここまであ〜だこ〜だ書き綴ってきたが、我が家の場合、調理担当は妻Ryokoである。
というわけで、さらなる具体例については彼女のサイト『ニュージーランド のんき暮らし』を覗いて頂く事にしよう。
『食』の中に『キャンプ食』というコーナーが設けてある。
実際に我々がフィールドで食べたものをエッセイ風に紹介してあるので、ひょっとするとご参考になるものもあるかもしれないが、もちろん、保証の限りではない(笑)
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