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Milford Track Vol.1

- General Information -

What To Wear & Carry



CONTENTS



What to Wear
What to Carry
 
 





 当然の事ながらガイドウォークと個人ウォークでは装備に違いが出るが、共通して気を配るべきことは「軽量化」。 さほど難しいコースではないとはいえ、3泊4日は短くは無い。軽量化には徹底して気を配るべきであろう。
 まずは共通の装備である服装から御説明しよう。
 
What to Wear
服装

Layered

 アウトドアウェアの基本はレイヤード。 日本語にすると「重ね着」という意味になるが、普通の重ね着とは若干ニュアンスは異なる。 基本的な考え方は1.肌をドライに保つのためのアンダーレイヤー、2.保温のためのミッドレイヤー、3.防風&防水のためのアウターレイヤーの3点を、気温・天候に合わせて組み合わせるものである。 最近は新素材が日進月歩で次々に新製品が発売されているので、アウトドアショップ、登山用品店で店員さんに詳しい説明を受けるのが一番いいのだが、簡単に触れておく。

 Under Layer

 まずアンダーレイヤーとしてのアンダーウェアだが、これの役割はある程度の保温性と肌を乾燥した状態に保つこと。 最近の主流はポリプロピレンやポリエステル製の物。 それぞれのメーカーが独自の素材を使った下着を用意しているが、共通しているのは、吸水性の無い繊維を毛細管現象の起こり易いように編んであることにより汗を素早く蒸発させてしまう機能。 これにより、濡れてもさらっとした着心地が保たれ、寒さを感じることが無いし、速乾性も高いので、あっという間に乾いてしまう。 最近では汗を吸って発熱する素材まで登場した。 ほとんどのメーカーが抗菌性のある素材を用意しているのも、風呂には入れない個人ウォーカーにとっては嬉しい点。
 タイプとしては各社、長袖・半袖シャツ、タイツ、タンクトップ、ブラジャー、ショーツ、ブリーフ、トランクス、ソックスまで用意しており、チョイスは豊富。 厚さも用途に応じて数種類ずつ用意しているメーカーが多いので、店員さんとよく相談しよう。
 注意すべき点は、必ずショーツやブリーフなどの下着に至るまでこの手の素材で統一すること。 木綿の下着を着用していると、その周囲の部分の汗までが毛細管現象でその木綿下着に集まってきてビショビショになり、却って逆効果になってしまう。
 ちなみにNZではこの手のアンダーウェアを、素材のpolypropylene(ポリプロピレン)を略してPolyprop(ポリプロップ)、またはthermal underwear(防寒下着)を略してThermal(サーマル)と呼んでいる。 NZには専門メーカーもあり、日本で買うより安く入手できる。 日程に余裕があるならばこちらで入手するのもいいかもしれない。 ただし、ブリーフ、ショーツ、ブラなどの下着類に関しては日本のほうがチョイスが多いし、体型も日本人向けになっているので日本で買うことをお薦めしたい。

 ソックスに関してはアウトドア専門家の間でも昔ながらのウール100%の愛用者、新素材の愛用者、混紡ものの愛用者に分かれる。 さらに重ね履きを好む人と1枚履きを好む人がおり、重ね履き派のアンダーソックスもシルク製ウール製新素材製などがあり、事態はなかなかに複雑だ。 一概にどの素材がいいか、重ね履きと1枚履きのどちらがいいかを言うのは非常に難しく、「好み」としか言いようが無いというのが正直なところ。 高価なものではないので、金銭・時間ともに余裕があれば色々と試していただくのが一番いいだろう。 ちなみに私自身は、重ね履きをするとマメが出来やすいと言う意見を採用して雪山でも1枚履き派で、素材については100%新素材のものを愛用している。

 御参考までに今回のMilfordに持っていったものを書いておくと、アンダーウェアはmont-bell(モンベル。日本)のZeo Line Light Weightの長袖シャツ、ロングタイツ、ブリーフ、トランクス。 ソックスは同社のWickron O-Pile SocksとSports Socks、及びThorlo Pads(ソロバッズ。アメリカ)のLight Trekking Socks。 TシャツはダクロンQDという速乾性ポリエステル100%素材のもの、半袖、長袖あわせて数枚。 妻Ryokoもほぼ同じ装備。


 Mid Layer

 次にミッドレイヤー。 役割はズバリ保温。 以前はウールが主流だったが、軽くて暖かく濡れにも強いので最近はすっかりポリエステル製のフリースが取って代わった。 気温が極端に低く、尚且つ運動量が極端に多い状況下では汗がアウターウェアの内側で凍りついたりすることがあるため、あえて一時的に汗をためておくために薄手のウールセーターをフリースの上に重ねたりすることもあるようだが、Milford Trackクラスではそんな心配は不要。 フリースだけで用は足りてしまうので、ここでは重量の軽いフリースをお薦めしておく。 数年前までは高価なアウトドア専門ブランド品しかチョイスが無かったが、今ではスーパーマーケットでも安価に入手できるようになり、非常に手軽になった。 もちろんスーパー物と一流品の違いは歴然としているのだが、冬山登山に行くわけではないのでそう神経質になる必要は無いだろう。
 一般的にお薦めなのはフロントジップのカーディガンタイプやセータータイプのもの。 ハイネックで手首が締まった物が使いやすいだろう。 ちなみに私は暑がりなので、ベストを愛用している。
 もう1つのチョイスはダウン。 ベスト、ジャケットなどがあり、防水&防風性の高いシェル素材を使用してアウターとして着られるものもある一方、ミッドレイヤーとして着るための薄手のものもある。 夏季の使用だったら薄手のジャケットかベストがいいだろう。 フリースと比べて格段に軽く、コンパクトになるのが利点だが、濡れに極端に弱いのが弱点。 これは寝袋にも全く同じ事が言える。

 私が今回持っていったのはpatagonia(パタゴニア。アメリカ)のフリースベストとAxes Quin(アクシーズクイン。日本)の長袖ハイネックセーター。 妻Ryokoもほぼ同じ装備(ブランドに違いがある程度)。


 Outer Layer

 最後にアウターレイヤー。 アウターの役割は防風、防水。 せっかくの暖かいミッドレイヤーも風が吹くと威力を失う。 フリースはウールと違ってほとんど防風性が無い。 その弱点を解消するための工夫を凝らした製品もあるが、かなり高価だし、高度な防水性までは期待できない。 またダウンは湿気を吸っただけでも保温性がガクンと落ち、本格的に濡れると濡れ布団を着ているような状態になってしまう。
 というわけで防風、防水のためのアウターの出番である。 この際、安物のウィンドブレーカー、パーカ、ジャンパー等だと防水性に難があるし、安物のカッパは蒸れるのでウィンドブレーカーとして着るのは無理がある。 結局その両者を持つ必要があり、荷物も増える。
 やはりここはGORE-TEX(ゴアテックス)をはじめとする防水透湿素材のものをお薦めしたい。 これならウィンドブレーカーとしてもレインウェアとしても性能的にも文句無しに安心して着る事が出来るので荷物も減らす事が出来る。 ちなみにこの防水透湿素材というのは、雨や雪などの水は通さない完全防水生地なのに、汗の水蒸気は外に逃がして内側が蒸れにくいという極めて便利な代物。 この手の素材のパイオニアであるGORE-TEXという生地が現在も一番人気を誇っているが、他社の開発したものも決して引けを取らないので、高価で比較的嵩張るGORE-TEXにこだわる必要は無いだろう。
 軽くてコンパクトになるレインウェアから高所登山にも使われる丈夫なマウンテン・ジャケット&パンツ、内側に保温材の入ったモデルやフリース、ダウンなどのミッドレイヤーを内側に連結できるものなど、チョイスは豊富。 店員さんに納得いくまで質問しよう。 なお、フリースやダウンのジャケットでアウターシェルに防水透湿素材を使用してアウターとしても着られるものもあるが、雨天で気温の高いときに使用するわけにはいかないので、この手の製品は気温の上がる季節には向かない。 寒い季節以外は面倒でもミッドとアウターは分けた方が賢明だろう。
 ガイドウォークの場合は、一応雨具は支給されるのだが、お世辞にも誉められた代物ではない。 なんせ上着だけでズボンさえ無いのだ。 多雨国に住む我々には信じられない話だが、海外のトレッカーは雨の中でもレインウェアは上着だけで下半身はショートパンツだったりする。 ガイドウォークの装備もこういった事情を反映したものだろう。
(コロミコトレックには1日$5の上下組みのレインスーツのレンタルがある。)
世界有数の多雨地帯を歩くのだから、ガイドウォーク、個人ウォークを問わず、自分でしっかりしたアウターを用意したい。 なんと言ってもレインウェアは日本製が世界一なのだ。
 なお、レインウェアは上下バラバラに使用する事が多い。 特にウィンドブレーカーとして使用するつもりがある場合はなおさら。 そこでパッキングする際は付属のスタッフバッグに一緒に入れておくのではなく、一回り小さいスタッフバッグを2つ用意して上下バラバラに収納しておく方が便利だし、コンパクトにパッキング出来る事が多い。

 今回は装備を軽くするために、登山用のマウンテンジャケット&パンツではなく、軽いレインウェアの上下、mont-bellのStorm Cruiser(GORE-TEX製)を持っていった。 妻Ryokoも同じものを使用。
 あと今回は念のためにロングスパッツも持参した(これもGORE-TEX製)。 雨上がりでレインウェア自体は必要無いがパンツの裾が濡れそうなときに重宝した。 もちろんレインウェアのボトムでも代用可能。


Bottoms

 ボトム(下半身)に関しても同じレイヤードシステムを当てはめればいいのだが、実際には下半身の方が寒さに強いため、上半身ほど徹底する必要は無いだろう。 特に1月前後の暑い季節だったらショートパンツとコットンのロングパンツで対応できるはず。 もちろんウール製、ナイロン製、ポリエステル製のトレッキングパンツ、膝までのニッカーなどお好みで大丈夫だろう。 濡れた時の事を考えると速乾性の高いナイロン、ポリエステルのイージーパンツがやはり使いやすいかもしれない。
 ただし、ジーンズだけは避けたい。 濡れると足が上がらなくなるし、体温も奪われる。

 今回はコットンのイージーパンツ、コットンのショートパンツ及びJack Wolfskin(ジャックウルフスキン。ドイツ)のフリースパンツを持参。アンダーウェアは前述のとおり、mont-bellのZeo Line Light Weightのロングタイツを持参。Ryokoもほぼ同様(ブランドは違う)。
 ちなみに私が全身速乾性の高い化繊のウェアで身を固めながら、ボトムに限って渇きの遅いコットンのパンツを愛用しているのは、化繊のパンツは焚き火に弱いから。 私は無類の焚き火好き。 NZでも禁止されていない場所では、焚き火台を使用して楽しんでいる。 ナイロンやポリエステルのパンツの便利さは重々承知しているのだが、火の粉で穴を空けるのが目に見えていて、なかなか購入に踏み切れないでいるのだ。


Foot Wear

 はきちんとした山歩き用のトレッキングシューズを用意したい。 3日目にMackinnon Pass越えがあるので、ローカットよりもハイカットのブーツをお薦めする。 靴に関してもGORE-TEXなどの防水透湿素材を使用した防水タイプのものが売られている。 最近では2万円を切るものも少なくないので、もし余裕がある方は是非ともこのタイプを入手されることを、強くお薦めする。 なんせ4日間ずっと雨の中の行軍という事も十分にありうるTrackなのだ。

 私が愛用しているのはSirio(シリオ。日本)の270GTというモデル。 皮製ハイカットブーツでGORE-TEX Bootieを使った完全防水仕様。 このブーツと前述のmont-bell O-Pile Socksの組み合わせで雪の日光に行ったことがあるが、氷点下でも快適だった。 このモデルは廃番だが後継モデルは入手できる。 妻Ryokoも同ブランドの女性用モデルを使用。


Accessories

 その他の小物で必携なのは、まず帽子。 夏季なら防寒性は考慮する必要は無いだろうが、常に北東または北西を向いて歩くため、ツバは必要。 そう、ここは南半球、晴れていれば毎日太陽に向って歩く事になるのだ。

 次にサングラス。 NZの紫外線量はなんでも日本の4〜5倍なんだとか。 なるべくならば目の回りを隙間無く覆うスポーツタイプが好ましい。 日本で使用するのは少々気恥ずかしいが、そんなことも言ってられない。

 夏季でも積雪が記録される地域なので、手袋も必携。 お薦めはフリースで防風防水フィルムをサンドイッチした素材。 薄い割に風も水も通さず暖かい。
 今回は2人とも積雪に備えて冬山用のGORE-TEXのアウター、GORE-TEXのミッド、フリースのインナーの組み合わせのシステムグローブ(これもmont-bell製)を持っていった。 インナーのフリースグローブは実際には単体での使用には耐えない代物なので、単体で売られている別ブランドのフリースグローブと差し替えて持っていった。 しかし、幸いなことに使う事は無かった。 実際に行ってみて、ここまで大げさなグローブは必要無かったと思ったが、シーズンの最初や終わり頃には有効かもしれない。

 バンダナは色んな用途に使えるので、大判のものを2〜3枚持っておくといいだろう。



 こういったものを状況に合わせて重ね着する事になる。
 今回実際には1、2、4日目はTシャツ+コットンのイージーパンツという軽装で、朝夕はフリースのベスト、雨天時はレインウェアを羽織った。 特に晴れた日中は20度以上になるので半そでTシャツと短パンで十分。 日本では一般的ではないが、ポリプロップの長袖シャツの上にTシャツ+ポリプロのロングタイツの上に短パンを重ねるのも欧米人には一般的なスタイルで、なかなか快適なレイヤードである。
 3日目のMackinnon Pass越えのときは、長袖Tシャツ+フリースベスト+フリースパンツ、峠の風が強いところではレインウェアの上着をウィンドブレーカーとして羽織った。
 長袖長ズボンのアンダーウェアは2日目の夜に寝る際に着用、フリースのセーターは翌朝出発するまで着ていた。 この2泊目のHutではかなり冷え込み、深夜はおそらく0度近くまで下がったと思われる。 Hutに到着する直前には雹にも降られたのだ。 このような気温差の大きさもこのTrackの特徴の1つである。
 今回は仮に気温が0度を下回っても対応できるだけの装備を持っていったが、比較的天候にも恵まれたので本格的にレイヤードをする事は無かった。 しかしながら一応持っていったものはほとんど全て着用したので、特に無駄な装備というものは無かったようで、かなり満足している。 もちろんこれがベストという訳ではないが、御参考にはしていただけるのではないかと思う。

 最後に私が実践しているコンパクトにパッキングするコツを少々。
 まずここで御紹介したような保温性、抗菌性の高い衣類を用意して数を減らすのが第1のポイント。
 第2は「かさばらーず」など(類似のもの数種類あり)の簡易圧縮袋を使用すること。 これは布団圧縮袋の小型版みたいなものだが、掃除機で吸引する必要はなく、ただ空気を押し出すだけの簡易なもの。 しかしながら衣類の嵩は半分以下になってしまうので、アウトドアだけではなく、普通の旅行にも愛用している。 アウトドアショップ、デパートの旅行コーナーなどで入手可能。

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What to Carry
装備

 服装以外の装備についてはガイドウォークと個人ウォークとでは大きな違いが出てくる。 ここでは個人ウォークの装備に関して御説明し、ガイドウォークに必要無いものには「×」をつけておいた。
 ちなみにガイドウォーカーだけに必要な装備としては、「踏破祝賀ディナー用の服」「Lodgeでフィルムを買ったりするための若干のお金」ってのがあるそうだ。
(個人ウォーカーもトランピング終了後、Milford Soundでバスを待っている間にお茶を飲んだりする程度のお金は持っておいた方がいいが。)

 
Item Notes Guided Walk
ラ イ ト マグライトに代表されるフラッシュライトやヘッドランプ。私は必ず両方を持つ。
洗面用具 世界有数の自然の中なので、出来れば自然にやさしいエコ石鹸を使いたい。洗剤やシャンプーとしても使えるものもある。
個人ウォークのHutにはシャワー設備は無いので、お風呂道具は不要。
ザックカバー

折りたたみ傘

自分のザックサイズにあったザックカバーは必携。 ガイドウォークで無料で借りられるザックにはザックカバーは付属しておらず、ビニール袋に荷物を詰めてからザックに入れるんだそうだ。 ザックを借りるつもりのガイドウォーカーも40リットル用を自分で用意して行くといいだろう。 なおここは世界有数の多雨地帯。 ザックカバーだけでは心もとないので濡れて困るものはビニール袋に入れよう。 ガイドウォークではザックにうまくマッチするビニール袋が支給される。
傘は必需品ではないがあると便利。特に雨天での写真撮影時や、Hutでトイレに行くとき(屋外に別棟になっている)には威力を発揮する。
日焼け止め 重複するが、NZの紫外線量は日本の4〜5倍だそうだ。 サンスクリーンは必携。 唇用のリップサンスクリーンもお忘れなく。
防 虫 剤 NZにはSand Fly(サンドフライ)という極めてタチの悪い吸血虫がいる。 特にFiordlandのヤツは超強力。 Sand Fly対策を怠るとNZ旅行は悲惨な事になる。 日本の防虫剤は効かないそうだから現地で入手しよう。 私は虫除け、日焼け止め、乾燥肌対策の3つの効果が1つになった日焼け止めRID TRIPLE OUTDOOR PROTECTIONを愛用。
ファーストエイドキット 救急セット。 ガイドウォークの場合はガイドが持っているはずなので普段から服用している薬やバンドエイド程度でも大丈夫だろう。 個人ウォーカーはしっかりと持とう。
薬局やアウトドアショップで売っている靴擦れ防止用のモールスキンは必携。 筋肉痛用の塗り薬もお忘れなく。
Sand Flyに運悪く刺されてしまった時のために、虫刺されの薬も是非とも用意しよう。 防虫剤と同じく現地の薬で無いと効果が無いと言われている。 しかしながら風@福岡さんのレポートによると掻かずにパッチは効果があったそうだ。 また日本のアウトドアショップで入手できる簡易毒吸出し器ポイズンリムーバーもサンドフライには効果がある。
水   筒 最近はソフトなプラスティック製のものが出て来ている。 水に匂いも移らず、軽くてコンパクト。 お薦め。
反対に魔法瓶の類は重いので、どうしても熱い飲物でなくてはだめだという方以外にはお薦めできない。
ナ イ フ 個人ウォーカーは調理のためにも絶対に必要。 ガイドウォーカーもやはり自然の中に出かける以上は1本は持っておくべきだろう。
ハードな代物は必要無い。 スイスアーミーナイフの薄手の物で十分だ。 トゲ抜き、ピンセットつきのモデルが案外便利。
寝   袋 3シーズンのもので十分。ダウン、化繊どちらでも構わないが、軽さと収納性はダウン製が勝る。対する化繊の長所は濡れに対する強さと安価な点。
雨対策として念のためビニール袋に入れておくことをお薦めする(特にダウンの場合)。
なお私は旅行用空気枕、目隠し、耳栓の3点セットも必ず持つことにしている。 意外なところで役に立つので普通の旅行でも手放せない。
Motuara Islandでは、ペンギンの鳴声が煩くて耳栓無しでは眠れなかった!)
×
コ ッ ヘ ル キャンプ用の鍋セット。 アルミ製、ステンレス製、チタン製がある。
チタンは軽いが高価だし飯が上手く炊けない(極めて焦げ易い)。 ステンレスは重いのでTramping向きではない。 アルミ製はチタンよりは若干重いがそれでも十分に軽く、飯も炊きやすいし安価だ。
飯は炊かないしお金にも余裕があるならチタン、そうでないならアルミ、というチョイスになるだろうか。
×
食   器 皿、コップやカトラリー。 プラスティック製、金属製など色々ある。 お好みで。 コップは保温性の高いものがお薦め。
ちなみに私は食器として大小2つのチタン製シェラカップ、カトラリーは箸とスプーンしか持たない。 ナイフは本物を使うし、フォークは箸で代用できる。
×
食   料 ガイドウォーカーには不要。 せいぜいお気に入りのおやつ、とっておきのアルコールやおつまみを持っていく程度でいいだろう。
個人ウォーカーは10食程度を背負って行く必要がある。 参考までに今回の我々の食料及びメニューをあげておこう。

・主食 - 米、クスクス、春雨、ラーメン、クラッカー、ミックスナッツ&ドライフルーツ
・副食 - 生卵、チーズ、サケ缶、切干大根、ひじき、海苔、乾燥ニンジン&トマト&マッシュルーム、ジャガイモ、タマネギ、ニンニク、調味料
・飲物 - コーヒー、紅茶、ハーブティー、粉末ジュース、日本茶(粉茶)

 夕食はラーメン、春雨、クスクスとスープなど。
 夕食後、朝食用の炊き込みご飯を炊く。 沸騰直後に火を止めてタオルなどで保温してしまう。 湯たんぽ代わりに寝袋の中にいれて寝れば、朝にはちゃんと炊き上がっており、まだほのかに暖かい炊き込み御飯が食べられる(保温調理法)。 味噌玉(後述)を湯で溶けば味噌汁が出来る。
 昼食はクラッカー、ミックスナッツ、ドライフルーツと茹卵。

乾燥ニンジン&トマトは地元Nelsonのスーパーマーケットで購入。 乾燥マッシュルームは生のマッシュルームをスライスして干しただけの自家製。

調味料として、
 「味噌玉」 - しょうが、ワカメ、ゴマを炒めて水分を飛ばしたところに味噌を加え、ティースプーン1杯分ずつの塊にしてオーブンで乾燥させる
 「カレールー」 - タマネギ、ニンニク、しょうがをよくよく炒め、小麦粉、ガラムマサラ、カレー粉を加えて固めたもの
 「オリーブオイル」 - あらかじめニンニク、唐辛子、バジルを加えてある
などを事前に準備した。

HutもLodgeは地下水を利用しており、Giardiaの心配をしないでそのまま飲む事が出来るので、浄水器や浄水剤の類は不要。 ただし川の水は当然Giardia汚染の可能性が高いので飲んではいけない。

Hutにはガスコンロが備え付けられ、Track内は火気厳禁なので、ストーブ(調理用コンロ)も必要無い。 ただしHutのガスコンロは自動着火式ではないので、マッチ、ライターは必要。

登山用のフリーズドライフードは高価な上にあまり美味くないので我々はほとんど使わないが、非常に軽くコンパクトなので、もちろんこれで全食すませてしまうのも1つの方法だろう。 立て続けにRouteburn Trackにハシゴをするならコレしか手は無いかもしれない。 ただし昼食は火を使わなくても良いものを準備しよう。

×
そ の 他 ご自分の趣味や体力に合わせた装備も必要だろう。例えば
・カメラ(出来れば防水対策も)
・スケッチブックと画材
・釣具と入漁券
・双眼鏡とバードコールと鳥図鑑、またはルーペと植物図鑑など
・本、ボードゲーム、トランプなど
・水着
・HutやLodge用のサンダル、スリッパなど
・目覚し時計
・トレッキング専用のストック(ガイドウォークでは木の杖を1本$30程度で買うことができるようだ)
 
Special thanks to Mr. Mix & Ms. 風@福岡.


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