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Milford Track Vol.7



4th Day (2/Feb./1999)

Part 1

Dumpling Hut 〜 Sandfly Point







4th Day
Dumpling Hut 〜 Sandfly Point(18km 5.5〜6hrs)

 2月2日、最終日の4日目の朝がやってきました。 この日も前日に引き続き超ドピーカンの快晴。 しかも朝からいきなり暖かい! おそらく前日のMintaro Hutより高度が低いためでしょう。 憧れのMilford Trackを締めくくる日としては最高のコンディションです。 Trackの最終地点からは渡し船に乗らなきゃいけないので、ちょっと早めに出発。 乗り遅れちゃったらしゃれになりません・・・(^_^;

 この日の行程は18kmと、短いわけではありませんが、Arthur Riverに沿って海まで緩やかに下って行くだけのルートなので特に気負う必要もありません。 当初、Trackの最終地点からMilford Soundへの渡し船は14:00の方を予約したんですが、Te AnauのFiordland National Park Visitor CentreでHut Ticketを受け取る時に「15:00の船に乗っても構わない」と言われたので、お言葉に甘えて遅い方の船に乗ることにしました。 なるべく長くTrackを楽しみたいですからねぇ。 あせって歩いたんじゃもったいないです。

 さてさて、そろそろ写真の方に行きましょう。 前日のMackinnon PassとSutherland Fallsが最大の見所で、この日はもう大した景色は無いのかと思ってましたが、どうしてどうして! 川、湖、滝などの水辺の景色が素晴らしい!!
 なるべく多くの写真をご紹介したかったので、例によって拡大画像は別の写真を用意したものもいくつかあります。 特にそういう画像は綺麗なものが多いので、ぜひ拡大画像のほうもご覧になってください。




Lake Beech Tree
この日の行程はずっと水辺を歩く形になり、所々に川とも湖ともつかない部分が現れます。 川にしては幅が広いし湖にしては狭いし、って感じです。 もちろんそんな部分にはいちいち「○○湖」なんて名前は付いてません。 これはDumpling Hutから歩き始めてまもなく現れるそういった名も無き湖の1つです。

拡大画像は別アングル

Beech(ビーチ)の樹の下でちょっと休憩。 ホントにMilfordの森は古くて風格があります。
ただブナの樹自体はやっぱりNZのBeechよりも日本のブナの方が気持ちいいなぁ。 でも日本にはこれだけのブナ林はもうほとんど残ってないんですよねぇ・・・。
別アングルから見たい! もっとよく見たい!
Mackay Falls Bell Rock
出発してから約1時間半ほどでMackay Falls(マッケイ滝)です。 そこそこ大きくて綺麗な滝なんですが、前日の滝三昧のせいで少々の滝には不感症になってしまっていました・・・(^_^;
滝の部分が丁度陰になっちゃってて写真の色も綺麗に出ませんでした。 ちょっと残念・・・。
Mackay Fallsよりも面白かったのが、すぐ側にあるこのBell Rock(ベル・ロック)。 外から見るとバカデカイ丸岩ですが、下の隙間から岩の下に潜り込むと、内部はこんなことになってます。 もちろん内部に灯りなんか無いので、フラッシュライトはお忘れなく。

拡大画像は岩の全体像

もっとよく見たい! 外側も見たい!
U-shaped Valley Lake Ada
林を抜け、ぽっかりと開けた場所。 こういう景色は2日目とそっくりです。 2日目は雨が降ってたんで、こういう場所では撮影できなかったんですが・・・。 もちろんこの日は両側の山肌を流れ落ちる無数の滝は、すっかり消え去ってました。

拡大画像は反対方向

出発からちょうど3時間、Lake Ada(エイダ湖)に差し掛かりました。 この湖もまさしく「ムチャクチャ川幅の広いArthur River」に他ならないんですが、他の場所とは規模が違うのでちゃんと名前が付いたんですね。 いやしかし綺麗でしたねぇ。 50cmオーバーのトラウトは悠然と泳いでるし・・・。 ホント魂が抜けそうでした。
もっとよく見たい! もっとよく見たい!
Lunch Time Fern
林の中で休憩。 行動食をパリパリやってます。 ちなみに撮影している私は直径2mの見事な倒木の上にいます。 この倒木は完全にルートをふさいでおり、人が通れるように一部切ってあったんです。 できたらこの倒木の上で1時間ほど昼寝したかったんですが・・・(^_^; 多分来シーズンにはこの倒木も撤去されているんでしょうね。 巨大なシダの赤ちゃん。 大きさ分かり難いですが、大人の膝の高さよりずっとにデカイです。 日本にいる時は特にシダに親しみを感じることはなかったんですが、NZのデカイシダ、美しいシダはいいですねぇ。
もっとよく見たい! もっとよく見たい!
Giant Gate Falls Shelter Giant Gate Falls
出発から4時間弱、Giant Gate Falls Shelter(ジャイアント・ゲート滝・シェルター)に到着。 このGiant Gate FallsがMilford Track最後の見所ともいえる場所、そしてこのシェルターが最後のシェルターです。 もうここまで来れば急がなくても船に遅れることは無いので、ちょっとゆっくり休憩。 なんせ笑っちゃうほど綺麗な水なんですよ。 妻Ryokoは既に裸足。 私もこのあと裸足になって水に入りましたが、前日のSutherland Fallsとは比べ物にならないほど水が冷たく、1分と浸かってられませんでした(^_^;
しかも例によってSand Flyの攻撃が凄まじく、すぐにブーツを履きなおしてしまいました(T-T)
もっとよく見たい! もっとよく見たい!
Giant Gate Falls Giant Gate Falls
これも同じくGiant Gate Falls Shelter前です。 どうです、この水の清冽なこと! もう少し水温が高ければ泳ぎたい所なんですが・・・。 白人達は泳いでましたけどね・・・(^_^; どういう身体をしてるんだ!

拡大画像は別アングルの川面
必見!!

さて、これが肝心のGiant Gate Falls(ジャイアント・ゲート滝) Shelterより100mほど上流にあります。 これも残念ながら滝本体が陰になっちゃってます。 かなりド迫力の綺麗な滝なんですが・・・。
超綺麗な川面を見たい! もっとよく見たい!
Arthur River Track
Arthur Riverと山並み。 もうあとわずかでMilford Trackも終わってしまいますが、最後まで溜息モノの美しさを魅せてくれます。

拡大画像は別アングル。こちらも必見!

このあたりがMilford Trackの最後の最後です。 急に樹が細くなりました。 この辺りは少し若い林なんですね。 終点がごく近いことが感じられました。
別アングルも見たい! もっとよく見たい!
Sandfly Point Sandfly Point
出発から丁度6時間。 ついにゴール地点のSandfly Point(サンドフライ・ポイント)に到着です! 54km無事踏破です!!(^^)
恐ろしい地名がついているのでかなり警戒したんですが、特にSand Flyが多いという気はしませんでした。 ちなみにこの建物は、左半分が個人ウォーク用のシェルター、右半分がガイドウォーク用のシェルターで、ガイドウォークの方は係員が飲物を用意して迎えてくれてました。
左のシェルターから数十m先にある記念碑の前で記念撮影。
バンザァ〜イ!!
ちょっと分かりづらいかもしれませんが、後の看板の周りに靴がぶら下がってます。 ここに記念として靴をぶら下げて行く方がいらっしゃるんですね。 中には「よくこれで歩けたなぁ!」と驚くほど壊れちゃった靴もぶら下がってました。
もっとよく見たい! もっとよく見たい!
 初めてMilford Trackを知ったのはいつのことだったかなぁ・・・??? ものすごく憧れを抱いたものの、「自分には一生縁が無い遠い遠い異国のおはなし」と思い込んでました。 でもひょんな事からNZにやって来ることになり、突然現実のことになってしまいました。

 このページを作っている今は1999年7月。 もうすぐ半年が経とうとしていますが、この時の感動はいまだに色褪せていません。 本当に素晴らしい体験でした。 出来る事なら1人でも多くの日本人の方に歩いていただきたいトラックです。 1人でも多くの日本人が「日本にもこういう場所を!」と願うようになれば、日本の自然も甦るはずですから。

 さて、Milford Trackを歩きながら「来年もここを歩きたい!」とか「やっぱり来年はRouteburnかな」なんて考えてました。 でも、Milford TrackやRouteburn Trackのシーズン中はシーカヤックガイドの仕事が忙しい時期でもあります。 1週間以上の休暇を取るのは非常に厳しいのでどうなることやら・・・。

 今はむしろ、予約無しで歩けるBack Country Track(バック・カントリー・トラック)に興味が移ってます。 Back Country TrackっていうのはGreat Walks(グレート・ウォークス)以外のTrackのこと。 当たり前の話ですが、Trackの知名度とTrackの良さってのは必ずしも比例しているわけでは無いようで、調べてみると無名のBack Country Trackの中にも「実はMilford Trackなんか足元にも及ばない」といわれるものがいくつかあるようです。 来シーズンはそういうところを狙ってみようかな、なんて考えている寒い冬の今日この頃・・・。



 このVol.7をもってMilford Trackの全行程のご紹介が終わりました。

 でもまだ終わりじゃありません。 ここからさらにオマケのページが続きます。
 次のVol.8では、船からのMilford Soundの景色や、バスでTe Anauに戻る行程の風景をお届けいたします。

Milford Track Vol.8に続く・・・。

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