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Milford Track Vol.1

- General Information -

Welcome News



Welcome News
耳より情報

 さて、ここまでの説明でMilford Trackについて概ねご理解頂けたと思う。この章では現地で仕入れてきた他では聞けない耳より情報をお知らせしよう。



1.キャンセル待ち制度について(個人ウォークの場合)

 日本では知られていないものの、NZを中長期旅行している人達にとってMilford Trackの個人ウォークはキャンセル待ちで歩けるのは半ば周知の事実で、実際キャンセル待ちで歩く方もかなり多いようだ。 Te AnauにあるFiordland National Park Visitor Centreには毎日キャンセル情報が掲示されるので、その場で申し込めばすぐに歩く事が出来る。 当日の朝11:00までにVisitor Centreに顔を出さないと予約を取り消されてしまうので、11:00まで粘ればキャンセルにありつける可能性は低くないだろう。 Hut料金は事前予約と全く同じ$90。
 さて、ここまではNZではよく知られた話で特別耳より情報というわけではない。 ここから先が現地で仕入れた面白い情報だ。

 まず個人ウォークの裏技。
 当日のキャンセルが無くても、前日出発した人達に追いつく自信があれば、なんと前日のキャンセル待ちに申し込めるのだ。 これは実際にこれをやってしまった方に出会ったから知る事が出来た裏技中の裏技である。 1泊目のClinton Forks Hutにはいなかった日本人が2泊目のMintaro Hutに突然現れたのだ。 我々が出発したのが1月30日。 彼がVisitor Centreにキャンセル状況を確認しに行ったのが1月31日。 その日は残念ながら空きが無かったが、彼は前日出発した我々のパーティに空きがあるのを発見。 ここでこれに申し込むところが只者じゃない。 結局1泊目のClinton Forks Hutを飛ばして一気に2日分歩いて追い付くという条件で、1月30日出発組のキャンセルにもぐりこむ事に成功したというのだ。

 これはおそらく制度として確立しているものではなく、その時窓口で対応してくれる職員次第だと思われるが、もし時間に余裕が無い方は頼んで見る価値はあるだろう。 ただし、料金は2泊しかしないにもかかわらず、3泊分正規料金$90を払わなくてはならない。 まぁ、当然といえば当然なのだが。

 ちなみに1日目のGlade Wharf - Clinton Forks間は3.5km、2日目のHut Clinton Forks Hut - Mintaro Hut間は18km、合計でも21.5kmで道のりは平坦なので、午前の船便に乗れればそう大した距離ではない。 彼の場合は午後の便で来て、この21.5kmをわずか3時間で走って来てしまった。 彼は冒険家を自称する方で、世界中をまたにかけたアウトドアズマンだった。 普通の方は真似をせず、午前便に乗れそうもないときはあきらめた方が賢明だ。 日暮れの早い季節の場合も止めた方がいいかもしれない。



2.キャンセル待ち制度について(ガイドウォークの場合)

 さて、これも現地に行って見て初めて知ったのだが、なんとガイドウォークにもキャンセル待ち制度があった。 さすがにこちらには前日のパーティに追い付くなんていう荒っぽい裏技は無いだろうが、耳より情報度はこちらの方が高い。
 なんとガイドウォークのキャンセル待ちは料金割引なのだ。我々が行った1999年1月の場合、正規料金$1,410がなんと$799風@福岡さん情報によると同年2月は$896になるそうだ。 3食ベッドシャワーつきでTrackを歩き、最後に祝賀パーティとクルーズまでついて$900弱だったら、非常にお値打ちかもしれない。 1月の$800弱っていうのはもう破格である。 これを見つけたら即申し込むしかない(^_^;
 Queentownのアコモデーションにも掲示されるそうだが、確実なのはTe Anauにある日本人経営の日本人向けTramping Tour会社、コロミコトレック(phone : +64-3-249 8167 日本語可)に電話してみることだそうだ。 この場合前日の顔合わせパーティには不参加で、明くる日の英語の説明会からの参加になるという話だ。


3.入山制限の真実

 "Introduction"の"Milford Track"の項目でご説明した通り、Milford Trackは完全予約制によって入山制限をしているのは有名な話。 また逆行も出来ないことになっている。
 ところが現地に行って実際に歩いてみて分かったのだが、実をいうと「入山制限」自体は全く行われていないし、逆行が禁止されているわけでもないのだ。 詳しく説明しよう。 決められているのは次の2点。

・決められたHutまたはLodge以外でのキャンプ、ビバーク等の完全禁止。
・個人ウォークのHutは3つのHutを一度にセットで予約する必要があり、1.Clinton Forks 2.Mintaro 3.Dumplingの順に1泊ずつ、と決まっている。 ベッド数は40なので、1晩につき40人で予約は閉め切られる。 ガイドウォークのLodgeについてもまったく同様のシステム。

 ご覧のように入山規制や逆行禁止の項目は無いのだ。 つまりTrackを歩く事自体はなんら制限されていないわけで、もちろん逆行すること自体にもお咎めはない(ただし個人ウォーカーやガイドウォーカーに怪訝な目で見られるだろうが)。 つまり極端な話、寝ないで全行程を一気に歩きとおすつもりだったら、予約も許可も必要無く、どちらから歩き始めても構わないということになる。 Milford Trackの距離は55km、Trackは概ね平坦でよく整備されているし、Mackinnon Passも決してきつい峠ではない。 ワンゲルや山岳会等で山の経験を積んだ方にとっては、決して無理な話ではないだろう。

 まぁ、一気に歩きとおすっていうのは一般の方にとっては少々現実味の無い話。 そこで現実味のある利用法を1つ。
 現地に行くとMilford Track 1 Day Tourを用意している会社が目につく。 しかし今見たように、歩くだけだったらなんの許可も要らないので、自分で弁当と往復のトランスポートさえ確保しておけば、安上がりに気ままな1 Day Tourを楽しむ事も出来るというわけ。 これはもちろんトラックのどちらからでもお好み次第だ。
 Accessの章に掲載したトランスポートの時間はあくまでも今シーズンのもの。 実行される際は、必ずご自分でご確認下さい。


4.シーズンオフは?

 この項目は、あまり現実的な情報ではない。あくまでも話のタネとして読んでいただきたい。

 これも"Introduction"の"Milford Track"の項目でご説明した通り、Milford Trackはシーズンが決まっている。今シーズンは1998年10月17日〜1999年4月17日だ。
 ではシーズンが終わってしまったらどうなるのだろう?上で見た通りもともと入山規制自体は無いのだ。シーズンが終わったからといってMilford Trackに入れなくなってしまうなんてことはあるのだろうか?

 実はシーズンが終わった後もMilford Trackには入ることが出来る。 むしろシーズン中の完全予約制度が無くなるので、より自由に入山できると言ってもいいかもしれない。 つまりシーズンオフのHutは、他のTrack同様の予約無しで利用できる普通のHutになるのだ。 料金は1泊$4、連泊も可能だし泊まる順番も自由だ。
 (* 追記 6/Sep./2000 * 2000〜2001年シーズンは1泊$10という未確認情報を入手した。
 ただしもちろんいい事ばかりではない。 まずHutからはガスコンロが撤収されるので自分でストーブを持って行くことが必要になる。 さらに考慮しなくてはならないのが、雪だ。 シーズンオフは積雪期である。 当然氷河を産出するこの地方の事だから積雪量も半端ではない。 しかもMilford TrackはU字谷の底を縫うトラックなので、雪崩超多発地帯である。 標高が低いからと言って決して侮ってはいけない。 雪山技術を持たない人が足を踏み入れるのは非常に危険なので、決してお薦めは出来ない。 またシーズンオフはトランスポートも激減すると思われる。 シーズンオフに入山しようと思われる方は、くれぐれもお気をつけて自己責任において実行されたい。

 ちなみにこれは未確認だがガイドウォークのLodgeの方はおそらく閉鎖されてしまうだろう。 シーズンが終わったら営業している意味は無いはずだから。



 
Special thanks to Ms. 風@福岡, Odette & Miss Betty.










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