[Mt. Arthur Vol.1]  [Mt. Arthur Vol.2]
Map of Mt. Arthur


Mt. Arthur

21/Dec./1998


Vol.1 - 登山風景 -






Mt. Arthur
     - マウント・アーサー -
 Nelsonの西約50kmに位置するKahurangi National Park(カフランギ国立公園)内、Arthur Range(アーサー山脈)に属する山。 標高1,795m。

 Kahurangi National ParkはAbel Tasman National Parkの西側に隣接しており、Abel Tasmanの20倍の452,002haの面積を持つ。 川、湖、カルスト地形、森、草の高原、高山植物に覆われた山岳地帯、そして海岸線と、多種多様な地形、風景を持つ公園である。 Great Walksの1つ、Heaphy Track(ヒーフィ・トラック)を始め、Wangapeka(ワンガペカ)、Cobb Valley(コブ・ヴァレー)、そしてMt. Arthur Tablelands(マウント・アーサー・テーブルランド)などのトラックが存在する。 大人気のAbel Tasman National Park(Coast Track)に比べ訪れる人も少ないので、ゆっくりと自然を満喫することが出来る。








from Flora Shelter to the Top

 我々のFlat(フラット。アパートのこと)は、老夫婦の大家さんの住む2世帯住宅の片側を間借りしている形になってます。その我々の居住スペースは、もともと大家さんの子供達が住んでた部分。今回AusutraliaはPerth(パース)に住んでた末っ子のRobが、奥さんとともに仕事を辞め、1年間の世界一周旅行に出かけることになりました(ん?どっかで聞いたような話・・・(^_^;)。
 出発前に両親の元にしばらく滞在することになったRobが、Mt. Arthur登山に誘ってくれました。もちろん二つ返事で喜んでついて行く事にしました。Robの奥さんももちろん一緒に行く筈だったんですが、残念ながら当日の朝、風邪で熱を出してしまい、結局Rob、私 & 妻Ryokoの3人で行くことになりました。

 今回は日帰りですが、うちから近いし(車で1時間半足らず)、日も長いので(日没は夜9時半)、出発は7時です。なんてのんびりした登山なんでしょ・・・(^_^;
 駐車場から頂上までの標高差は約500m、3時間半の行程です。天気さえ良ければ、頂上からはNelsonの町はもちろん、西海岸や北島も見えるとのこと。今回はさすがにAble Tasman Coast Trackのような楽チンな道ではありませんが、なんせ今回は日帰り、荷物はデイパック1つなんで楽勝、楽勝(^^)v




Flora Shelter Mt. Arthur
ここがスタート地点、駐車場脇にあるFlora Shelter(フローラ・シェルター)です。中でRobが登山者名簿に記帳中です。 Flora Shelterから見たMt. Arthur。どの峰がそうだったかなぁ・・・???(^_^; 確か画面右よりだったはずなんだけど。
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Track Arthur Range
9時前にスタート。Silver Beech(シルバー・ビーチ。銀ブナ)の森の中を歩き始めます。ここから山小屋までの1時間はAbel Tasman Coast Track並の緩やかでよく整備された歩きやすい道です。 歩き出して間もなく木立の陰に見え隠れしていたArthur Range(アーサー山脈)の山々。
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Mt. Arthur Hut Mt. Arthur Hut
1時間ほどお散歩コースのようなトラックを歩くと山小屋Mount Arthur Hut(マウント・アーサー・ハット)です。前庭でテント張ってる人もいました。 Hutの定員は12名。この日、10時前についた時点で、テントも含めて10人くらい居たみたいです。この写真は帰り道に無人になった隙に撮りました。
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Sign Above the Timberline
Hutにあった看板。「Keaに餌をやるな」って書いてあります。そう、Christchurchの動物園で我々をさんざんオモチャにしてくれたあのKeaです。野生のKeaは岩場に生息しており、やはり随分イタズラ好きらしいんです。この山にもたくさんいるということで、随分期待したんですが・・・。結局今回は会えませんでした(;_;)  さて、Hutで小休止のあと、出発です。登山らしくなるのはここから。Hutのあるところは実はTimberline(森林限界線)のすぐ下ギリギリのところ。徒歩1分でTimberline上に出ます。もちろんここから植生は一変、高山植物の世界です。Vol.2に高山植物をまとめましたのでそちらもご覧になってください。
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Tablelands Valley
間もなく向って右手、西側に広がり始める山並みはTablelands(テーブルランド)と呼ばれており、縦横無尽に縦走路が張り巡らされています。冒頭の説明にも書いたとおり、Mt. ArthurとTablelandは1つのエリアとして楽しまれています。でも今回はMt. Arthur登頂だけです。 同じくTablelands方面を望む。
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Hole Water Bottle
Trackの脇の所々にこうした大小のがあいています。これはかなり大きな方です。こうした穴から雪解け水が地下に沁みこむんだそうです。冬になると雪の下に隠れ、スキーヤーが時々落っこちるんだとか。気をつけましょう。 Robが持ってたミネラルウォーター、実は偶然にもこのMt. Arthurの水でした。左の写真のような穴から沁みこんだ雪解け水なんですね。
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Tramping Mountains
Hutから1時間程度のところでしょうか。風が強くて結構寒かったです。この日Nelsonは異常に暑かったんですが。 左の写真と同じ辺りでの撮影、これはTablelandsとは逆の東側、Nelson方面です。一応町も写ってるはずなんですが・・・。
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Flat Stones More Tramping
さらに登ると草地も姿を消し、平たい石のガレ場になりました。割れ口が鋭く、以前滑落したRobの友人は全身がヒドイ切り傷だらけになったとか・・・。 道もこの辺りから段々険しくなってきます。このあたりまで来て引き返す人も結構いるみたいでした。体調が万全ではなかったRyokoは、このあたりから頭痛に悩まされ始めてます。
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Tablelands Almost the Top
登り始めて3時間くらい経った頃でしょうか。9合目辺りだと思います。とはいっても富士山じゃないんで何合目なんて標識はどこにもないんですけど。気分的に9合目ってことです:^p 頂上まであとホンの一息。Ryokoは相当ヘバッてます。残念ながら頂上付近はご覧のように雲の中・・・。
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The Top! The Top!
予定通り3時間半で無事登頂!  今回Ryokoがバテ気味で随分スローペースだったので、万全ならば3時間で登れるコースだと思います。 あたりは完全に乳白色。 風が無かったのが幸いでした。 弁当食った後、後から来た人達に写真を撮ってもらいました。 Robは随分と寒そうですが、実は大嘘です。 寒くありませんでした。
ちなみに後から来たグループは日本人1人とドイツ語圏のカップルという組み合わせ。 日本人率50%、KiwiはRob1人だけでした。
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Clear... Going Down
しばらくゆっくりしてみたものの、いつまでたっても晴れる気配が無いので下山し始めたら、この有様! 20分ほど下ったところで振りかえったら完全に晴れてて、さっき一緒だった人達まではっきり見えるではないですか!! 悔しいなぁ。でもきっと北島や西海岸までは見えなかったことでしょう。ウン、そういうことにしておきましょう。 まだ頭痛が治まらず、ヨロヨロと下山するRyokoの後姿です。下山には3時間かかりました。下りつつ我々3人は来年のNZの経済の展望などを話し合ったりしたのでありました。ウ〜ン、かっこいい(^_^;
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 ま、山ってそういうもんですね。Robなんて今回で3回目のMt. Arthur登山だそうですが、前回は積雪が深くて登頂断念、その前に登頂したときも数m先も見えないほどのガスだったとか。今回は頂上以外はご覧の通りの気持ちのいいトラックと眺望に恵まれましたからOKですね。久々の「登山」でしたが、人も少なく眺望もよく、すごく楽しかったな。

 いやしかし夏のNZは日が長いんでホント助かります。朝7時に家を出て山登って帰ってきたら夕方6時。夕方といいましたが実は6時ってのはまだ真昼間。なんせ日没が9時半、暗くなるのが10時ですから。だから帰ってから洗濯して干して、シャワー浴びて、飯食ってもまだ日暮れ前。しかも洗濯物も日没までにほとんど乾いてしまいました。なんて便利な国なんでしょう。
 実は年明けの1999年1月30日から、いよいよ念願のMilford Track(ミルフォード・トラック)を歩くんですが、これぐらい日が長いと気分的にもすごく楽ですね。 楽しみだな(^^)










今回は高山植物のクロースアップ写真もたくさん撮ってきました。

Vol.2 - 高山植物 - へどうぞ。







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